身の回りで使われている様々な材料を製造するプロセスでは、必ず表面や界面が関わっています。この表面や界面で起こる色々な現象や反応を解明することが、優れた材料を作るために役立ちます。
研究室では、大別して
●溶融金属の"表面張力"
●溶融金属とセラミックスとの"ぬれ"や"反応"
●界面張力の利用による溶融金属からの不純物粒子の除去
について調べています。毛管現象、水滴、シャボン玉、接着剤、サラダドレッシングの混合・分離などの考え方を、高温の世界に応用した研究です。
これらの研究成果は
●ひび割れやキズのない薄い鉄板の製造
●寿命の長い耐火物の開発
●金属とセラミックスの複合材料の製造
●人体に有害な鉛を含まないハンダの開発
●アルミニウム合金、マグネシウム合金の製造やリサイクル
などに役立つ基礎データを提供します。